金継ぎホ|中橋春子 Haruko Nakahashi|石川県小松市
地元・石川県で九谷焼の製造・販売に携わり8年が経ったとき、コロナ禍でふと時間ができました。そのとき、自分でうつわを直せるようにと、金継ぎ教室に通うことにしました。マスクをしたままでも習えて、自宅で作業できるので、ぴったりだったんです。
壊れても直せるようになったので、それからは買うときに「一生添い遂げる覚悟ができるか」でうつわを選ぶようになりました。ちょっと大袈裟かもしれませんが、「いいものをずっと」が理想から現実になった。
「つくる責任・つかう責任」
SDGsの観点でも金継ぎは世界から注目されています。日本の誇れる伝統文化です。 漆は湿気で固まるため、湿気の多い石川県は金継ぎに向いています。そして、仕上げに欠かせない金粉は、金沢市で作られています。これもまたぴったり。
同じようにうつわが好きで、壊れて悲しい思いをされていたり、大切に使い続けていきたいと思われているなら、どうぞいつでもお気軽にお声かけください。お力になれたらうれしいです。
金継ぎは暮らしを見直すきっかけになる、と思っています。どういう暮らしがしたいか、どう生きたいか。ものを大切にするということは、暮らしを大切にするということ。それは、自分自身を大切にすることにもつながっているように感じています。